自己啓発系のおすすめ洋書ランキングBEST3

私たち人間は皆、幸せになりたいと願うものですし、誰もが人生で成功したいと思っていますよね?そんな人間の向上心をさらにかき立ててくれるのが、自己啓発本です。自己啓発本には、各業界のプロフェッショナルや自分にとって有用なテクニックを喜んでシェアしている人によって執筆された貴重な情報がびっしり詰まっています。たとえ、うつ病と闘っている人であっても、結婚生活がうまくいっていない人であっても、子育てで悩みを抱えている人であっても、キャリアの選択に迷っている人であっても、もしかしたら自己啓発本を読めば、一歩でも前進するための知恵が得られるかもしれません。今回は、現在出版されているさまざまな自己啓発本を調査した結果、男女問わずおすすめしたいBEST3を紹介しようと思います。

第1位『If You’re So Smart, Why Aren’t You Happy? (原題)』

著者ラージ・ラグナサンは、MBA卒業生のその後15年間の人生を調査し、学業の優秀さがキャリアでの成功につながっているのかどうかを調べました。その結果、両者の間にはほとんど関連性がないことがわかったのです。次にラージ氏は、キャリアの成功が「人生の成功」あるいは「幸福度」と関連しているかどうかを調査してみたところ、両者の関連性ははるかに低いことがわかりました。この結果を見ると、「一体なぜ、成功したキャリアを送っていても、これほどまでに惨めな人生を送ることになるのか?」という疑問が発生します。私たち人間というのは、最も賢い人が最も優れた意思決定者でもある、と考える傾向があります。つまり、賢い人がした決断であれば、より良い人生につながるはずだろうと考えるのです。しかしラージ氏の研究によって、100%そうではないことが証明されました。

ラージ氏はまた、成功者が避けるべき7つの傾向と、それに代わって行うべき7つの習慣を調べています。ラージ氏の調査によれば、他人に礼儀正しく振舞うことや、今後どうなるかわからないことを享受することは、より幸せな人生を送るのに役立つそうです。さらにラージ氏は、幸せの度合いとは、どれくらいの人生の目標を達成したかによって決まることはほとんどないと主張しています。

第2位『Make Your Bed(原題)』

本書は、米・テキサス大学の卒業式でのスピーチ動画がSNSで拡散し、大きな話題を呼んだことをきっかけに制作された作品です。そのスピーチを行った人物でもあり、この本の著者でもあるのは、元海軍大佐のウィリアン・H・マクレイヴン氏です。ウィリアン氏は、実体験のエピソードを通じて、成功する人生の構成要素について熱弁しました。日常生活における小さな成功の積み重ねこそが、人生全体の成功につながることを主張しています。

本書の作品としてのトーンは、共感を呼ぶものでありながらも現実的です。ベッドの片付けなど、日々の小さなことからコツコツと積み重ね、自信を持って成功への道を歩むことを読者に勧めています。ウィリアン氏のメソッドでは、成功は遠い未来にある手が届かない理想でしかないというイメージを払拭し、成功は挑戦しようとする人なら誰でも手に入れることができる近い存在として捉えるように促します。また本書には、人生と世界を変えてくれるであろう、10つの簡単なタスクが記載されています。つまり、いつも寝ている枕元から、世界を変えることができるんです!今すぐ読んで、実践してみたくなりませんか?

第3位『How to Win Friends and Influence People(原題)』(邦題:『人を動かす』)

本書は、デール・カーネギー氏が執筆した世界的ベストセラー書籍です。カーネギー氏の主な主張は、「人によく接すれば、自然と人に好かれるようになり、信頼されるようになる」というものです。かなり平凡に聞こえるかもしれませんが、まったくその通りではないでしょうか?カーネギー氏は、「人に好かれる6原則」と「人を説得させる12原則」を提示しているほか、自分がしてほしいことをやってもらいたいときに役立つ「人を変える9原則」を唱っています。このような行動の習慣を取り入れるようにすれば、家庭でも、職場でも、部署でも、業界でも、政治界でも、より充実した人生を送ることができるかもしれません。